舞台はNY。宝石店ティファニーに憧れ、ショーウインドーの前でパンをかじるのが大好きなコールガールは、人なつこくてかわいい女性。同じアパートに越してきた青年作家は、そんな彼女に次第にひかれていくが、彼女には秘密があった…。
コールガールを演じても下品にならない、オードリー・ヘプバーンのキュートでエレガントな魅力が絶品だ。ジョージ・ペパードも、いかにも人のよさそうな好青年ぶりで、ヒロインに振り回される役がピッタリだ。原作はトルーマン・カポーティ、監督は「ピンクパンサー」シリーズでおなじみのブレイク・エドワーズ。エドワーズ監督の軽妙なタッチと、オードリーの都会の妖精のような、ふんわりとした軽やかさがマッチした、心地よいラブストーリーだ。(斎藤 香)
この映画を最初に観て一番印象に残るのは、やはり、オードリーがニューヨークのアパートの窓際に腰掛けて、ギターの弾き語りでムーンリヴァーを歌うシーンです。 偶然、撮影された場面が事の外良くて採用されたという話も聞きましたが、実際、オードリーの歌声を聴いた時の感激は忘れられません。 誰が歌うムーンリヴァーより、彼女の歌声が何故かいいんです。
物語は、カポーティの原作と違いアメリカ映画らしく、ちゃんとハッピーエンドで終わるので、安心して観る事が出来ます。ニューヨークの街に行きたくなる映画です。