私的ブランド論―ルイ・ヴィトンと出会って
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人気ランキング : 54,144位
定価 : ¥ 1,680
販売元 : 日本経済新聞社
発売日 : 2003-12 |
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記念碑の本 |
経営者の本は「どうですか!すごいでしょう!」の形になるのが多く、失礼ではあるが、つい、そのつもりで身構えて読んだ。
ここにタネ明かしをしているブランド経営手法は、既に公開しても構わないタネなのだろうが、参考になるところが多い。ブランドの代名詞であるヴィトンは、経営手法も大したものである。
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ヴィトンという企業と”ブランド”を知る上で参考になりますが・・・ |
秦さんが考えるブランド論であるが、ステイタス及び知名度が高いブランドであるヴィトンを日本で大成功させている実績があるため、文章に自信が漲っている。確かにそれまでの百貨店方式ではない直営店出店方式を大成功させた手腕は高く評価できるものです。圧倒的な歴史、哲学があるヴィトンだからこその手法が解説されており、一般の企業で使用することは非常に困難であるが、ブランド確立に興味がある方、消費者への訴求方法を考える方にとって、参考になる内容です。また、世界を代表するブランドの思想、鍵の管理方法などは大変興味深いものがあります。自慢話のように感じる部分が多いのが少し気になります。
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ルイ・ヴィトンの成長の記録が良く分かる良書です。 |
ルイ・ヴィトン・ジャパンの社長さんの話だけに、まだヴィトンが歴史はあったが小さなブランドだったころから、今のような世界的なブランドになっていく過程が興味深い本です。企業の成長の過程での重要な判断はいかなるものだったのか、そしてヴィトン堅実な哲学などまさにブランドのブランドたる理由がとても納得いたしました。真のブランドはファッションではなく、実に深いものだと思いました。
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単なる一コンサルタントから… |
単なる一コンサルタントから、ルイ・ヴィトン・ジャパンの社長になるまでの自己回顧録ストーリー。ルイ・ヴィトンというプロダクトが、いかに日本に定着してきたのかを短時間で理解することができる。今では当たり前となった百貨店内におけるインハウス営業や、独自セールス教育、独自のパッケージングなど。さらに、ついつい妥協しがちな外商やイベント、広告などへの規制などを日本の市場でおこなったのは非常に参考になる。百貨店ビジネスが、テナント賃貸業に変革していくきっかけとなっていく原因を作ったのかもしれない。日本人の購買行動を「言い訳の文化」と定義づけたところもユニーク。ルイ・ヴィトンを買う言い訳、買わない言い訳を分析しているところは、ブランド力のある製品ならではのところ。女性の4割がすでに持つ製品(別の調査によると4人に1人)なだけに、今後の展開がどのようになるのか、すでにブランドではなく大衆のための贅沢製品となったルイ・ヴィトンの今後の戦略が非常に気にかかる。コンサルタント的立場の人が読むと、なぜルイ・ヴィトンが成功したのかのウンチクを語るネタ本としても最適。
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ルイ・ヴィトンがコーチに訴えられた原因が分かりました |
ライターの仕事のため、数日前に日本のヴィトンがコーチのデパート出店を妨害した疑いで
公引委に訴えられたという日経の記事を読んで、
その原因や背景を調べるためにこの本を買ってみました。
本の内容は、ヴィトンが成功した理由ばかりでしたが、
著者は、ヴィトン日本進出からずっと社長をやっている人らしいです。
いくら優れた経営者でも、それだけ長いことやっていると組織が腐敗していくのは当然、と思えました。
ヴィトンほど成功している会社に、若い人材がいないのでしょうか。
今回の訴訟は、頂点に達したブランドの不気味な“崩壊の予兆”のように思えます。
この本の中で、ブランドを成功させたストーリーが華やかに書かれているだけに、
その功労者の引き際の難しさが伺われました
本の内容はあまり役立ちませんでしたが、訴訟原因を推測する助けにはなりました。